被害者・加害者非難
背景
被害者・加害者に対する非難を測定する項目です。英語で作成された原項目(Adolfsson, Strömwall, & Landström, 2020)に依拠しましたが、極めて日本語に翻訳しにくいものであったため、かなり大きく意訳しています。
教示文
Q1の文章で描写されたAさん(被害者)とBさん(加害者)についてあなたの意見をお聞きします。以下の各文章に対してあなたの考えに最も当てはまる回答を「全くそう思わない」~「非常にそう思う」の中から選んでください。
(Q1として強制性交・準強制性交のシナリオを提示しました)
選択肢
- 全くそう思わない
- そう思わない
- どちらとも言えない
- そう思う
- 非常にそう思う
項目内容(8項目)
因子名 | 項目 |
---|---|
被害者非難 (4項目) |
|
Aさんには,非難されるべき点があった | |
Aさんの行為には落ち度があった | |
Aさんは不適切な振る舞いをした | |
Aさんにはこの事件について責任がある | |
回避 (4項目) |
|
Bさんには非難されるべき点があった | |
Bさんの行為には落ち度があった | |
Bさんは不適切な振る舞いをした | |
Bさんにはこの事件について責任がある |
出典
- Mukai, T. & Watamura, E. (2022). Comparing Negative Social Reactions to Sexual and Non-Sexual Crimes: An Experimental Study with a Japanese Sample. International Criminology. doi: 10.1007/s43576-022-00074-x
- Adolfsson, K., Strömwall, L. A., & Landström, S. (2020). Blame Attributions in Multiple Perpetrator Rape Cases: The Impact of Sympathy, Consent, Force, and Beliefs. Journal of Interpersonal Violence, 35(23–24), 5336–5364. doi: 10.1177/0886260517721171