強制性交

背景

性犯罪の被害者に関連してどのような情報が提示されるかによって被告人に対する有罪判断および量刑判断が変わるのかを検討するために作成されました。「被害者関連情報」として、被害者の「職業」(性風俗従事 / 非性風俗従事 / 統制)および「性的前歴」(多 / 少 / 統制)を操作しています。

シナリオ内容

《共通部分》

 Aさんは28歳の女性,Bさんは30歳の男性です。Aさんは,事件当時から現在にいたるまで,(1)。また,(2)。二人は共通の友人が企画した合コンで知り合い,お互いに一目ぼれをして知り合った次の週から付き合い始めました。Bさんは,頭が良くハンサムで面白い人だったので,AさんはBさんがとても好きだということを友人によく言っていました。
 付き合ってから1ヶ月ほどたったある夜,AさんとBさんは映画に行きました。その後,二人はAさんのアパートに戻り,ソファに座りました。ほどなくして二人はキスをはじめ,お互いの体を触りはじめました。それがしばらく続きましたが,Bさんがセックスをしようとする直前に,Aさんは「いや,したくないわ。やめて!」と言って,Bさんを付き飛ばそうとしました。しかし,Bさんはやめずに続け,最終的にセックスに及びました。これが2人の最初のセックスでした。
 Aさんは,特に体に傷を負ってはいませんでしたが,次の日に最寄りの病院に行って診断書をもらった後,「これはレイプだ」と考えるに至り,警察署で被害届を提出しました。それによって捜査が行われた結果,Bさんは強制性交等罪で逮捕・起訴され,裁判にかけられることになりました。

 (1)の部分に下記の「職業」を、(2)の部分に下記の「前歴」を追加します


《条件部分》

条件記述
職業
性風俗都内のソープランドで風俗嬢として働いています
非性風俗都内の病院で医者として働いています
統制《記述なし》
前歴
男性経験は豊富で,バーなどで知り合った人とも一夜限りの関係を持ったことのある女性です
これまでBさん以外で付き合った男性は1人だけで,男性経験もその人としかなかった女性です
統制《記述なし》
出典
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