ムスリムに対する受容的態度

背景

ムスリム(特に外国人ムスリム)をどの程度受け入れるかを測定する尺度です。項目は小原・山崎(1991)を対象を変えて作成されています。さらに、向井(2020)では、他の対象と比較するために用いられています。

教示文

あなたは以下のような状況をどれくらい受け入れますか。最も当てはまる選択肢を選んでください。

選択肢
  • 受け入れない
  • どちらかと言えば受け入れない
  • どちらとも言えない
  • どちらかと言えば受け入れる
  • 受け入れる
項目内容(5項目)
イスラム教徒が自分もしくは家族の親友となること
イスラム教徒が日本に住むこと
イスラム教徒が自分の家の隣に住むこと
イスラム教徒が帰化して日本国籍となること
イスラム教徒が自分の兄弟姉妹と結婚すること
出典
  • 近藤文哉・向井智哉 (2017). 計量的手法を用いたムスリムに対する受容的態度の規定要因の検討――「非ムスリム研究」の展開に向けて―― 中東学会年報, 33, 95-117, doi: 10.24498/ajames.33.1_95
  • 小原裕子・山崎喜比古 (1991). 外国人に対する受容度及びその関連要因――日本人女子大学生の調査から――年報社会学論集, 4, 105–116. doi: 10.5690/kantoh.1991.105
尺度を使用している論文
  • 近藤文哉・金信遇・松木祐馬・向井智哉・木村真利子 (2019). ムスリムに対する受容的態度およびイメージに対して情報提示が及ぼす影響――脅威・類似情報の提示とその認知を中心に―― AGLOS: Journal of Area-Based Global Studies, 8, 1-18.
  • 松木祐馬・向井智哉・近藤文哉・木村真利子・金信遇 (2019). ムスリムに対する受容的態度,イメージ,脅威認知,国家アイデンティティの関連 実践政策学, 5(2), 121-128.
  • 向井智哉・松木祐馬・金 信遇・木村真利子 (2020). ムスリムに対する脅威認知への統合脅威理論の適用可能性――日韓における中国人,日本人・韓国人,外国人に対する脅威との比較を通じて―― 実践政策学, 6(2), 159-165.
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