犯罪・刑罰についての知識量

背景

犯罪ないし刑罰に関する日本の状況に関する客観的な知識量を測定します。項目は各年の『犯罪白書』などの公式統計から作成しました。選択肢の「分からない」は、適当な回答によって誤って正答してしまう人を除外するために含んでいます。元論文の分析の際には、分析の簡便のため「正しくない」にコーディングして二値として扱っていますが、別の処理(そのまま「分からない」として三値にするなど)もあり得ると思います。

教示文

以下には、近年の日本の犯罪状況に関する文章が書かれています。それらの文章が正しいか正しくないか、お答えください。

選択肢
  • 正しい
  • 正しくない
  • 分からない
項目内容(11項目)
ここ5年間の犯罪件数は、増え続けている
ここ5年間の殺人事件は、増加傾向にある
日本の犯罪率は、主な西欧の国と比べて低い水準にある
殺人事件を起こした犯罪者の9割以上は逮捕される
ここ5年間の少年犯罪(18歳以下)の件数は、戦後最も高い水準にある
刑務所を出た人全体の中で、5年以内に再び犯罪を起こして刑務所に入る人の割合は、5割以下である
殺人事件のほとんどは、見知らぬ人どうしで起きる
犯罪一般について言えば、女性の被害者の数よりも、男性の被害者の数の方が多い
無期懲役の判決を受けても、多くの者が20年もせずに釈放される
政府によって記録される犯罪の件数は、実際に起きた犯罪の数よりも少ない
政府によって犯罪として記録される犯罪事件のほとんどは、軽微な犯罪である
出典
  • 松木祐馬・向井智哉 (2020). 犯罪に関するリスク知覚と知識量の関連 法と心理, 20, 159-164. doi: 10.20792/jjlawpsychology.20.1_159
尺度を使用している論文
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