違法ダウンロード行為・万引き行為

背景

違法ダウンロード行為と万引き行為を描写するシナリオです。行為の結果(被害額)は両シナリオで揃えられていますが、それにもかかわらず両シナリオでどの程度量刑判断に相違があるかを調査するために用いました。前科情報は、先行研究(白井・黒沢, 2009)で量刑判断に影響することが示されているため、統制するために追記してあります。

シナリオ内容
行為内容記述
違法
ダウンロード行為
被告人は、自宅のパソコンから、市販のCDデータなどを扱う違法共有サイトにアクセスし、それらが違法にアップロードされたものであることを知りつつも、約50万円相当のCDデータなどを複数回にわたりダウンロードした。なお、この被告人に前科はなかった。
万引き行為
被告人は、近所のCDショップに行き、約50万円相当のCDなどを複数回にわたり無断で持ち去った。なお、この被告人に前科はなかった。
出典
  • 西川 開・向井智哉・松木祐馬 (2020). 間接質問法による違法ダウンロード経験者の割合の推定 情報知識学会誌, 30(3), 349-360. doi: 10.2964/jsik_2020_010
  • 白井美穂・黒沢香 (2009). 量刑判断の要因についての実験的検討――前科情報の種類による効果―― 法と心理, 8, 114–127. doi: 10.20792/jjlawpsychology.8.1_114









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