排他性

背景

自分の所属する集団における排他性を測定する尺度です。植村(2001)の「新入成員への寛容的反応尺度」の「異質耐性因子」を元にしていますが、同尺度の信頼性係数が低いことから項目を追加したものです。

教示文

あなたの所属する集団に初対面の人が入ってきたとします。その際に以下の反応をどれくらい行うかについて、最も当てはまるところに○をつけてください。
(紙ベースでの教示文です。ウェブベースで行う場合には、第二文を変更してください。)

選択肢
  • 全くしない
  • あまりしない
  • どちらとも言えない
  • よくする
  • いつもする
項目内容(8項目)
その人が集団のメンバーと異質なら受け入れたくない
自分たちと考えが合わない人なら避けたい
自分たちと異質な人が集団に入ってきたら、不安を感じる
その人が集団に新しい価値観を持ち込むのは好ましくない
集団の中の人間関係が壊されないか心配する
少しでも(精神的・身体的な)危害をもたらす可能性がある人なら、集団からすぐ出て行ってほしい
その人が自分たちと似ている人なら安心する
相手の考え方が集団の考え方と対立しないか、確かめようとする
出典
  • 向井智哉・藤野京子 (2020). 厳罰傾向とアイデンティティの不安定性の関連に対する排他性の媒介効果 法と心理, 20, 141-149. doi: 10.20792/jjlawpsychology.20.1_141
  • 植村善太郎 (2001). あいまいさへの耐性と集団同一性が新入成員への寛容的反応に及ぼす効果 性格心理学研究, 10(1), 27–34.
尺度を使用している論文
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