子ども(特定少年)イメージ

背景

子ども・特定少年についてのイメージを「理解不能イメージ」「自律イメージ」「要庇護イメージ」「可塑性イメージ」の4因子から測定します。最初の向井・藤野(2021)では,「理解不能イメージ」のみが取り上げられ,「子どもイメージ」と名づけられていました。その後の研究(向井・綿村, 2023)では,これに「自律イメージ」「要庇護イメージ」「可塑性イメージ」が追加され,「特定少年イメージ」と改称されました。

教示文

【紙ベース】
次の1から5の数字の中で、18歳~19歳の人のイメージに最もよく当てはまる数字に〇をつけてください。

【ウェブベース】
次の各文は,あなたが持つ「18歳~19歳の人のイメージ」にどの程度当てはまりますか。イメージに当てはまる選択肢を選んでください。

(対象となる子どもの年齢については、適宜研究目的に応じて変えることができます。)

選択肢
  • 全く当てはまらない
  • 当てはまらない
  • どちらとも言えない
  • 当てはまる
  • 非常に当てはまる
項目内容(14項目)
因子名項目
理解不能
イメージ
(4項目)
何をするか予測できない
何を考えているのかわからない
動機のわからない行動もする
大人には理解できない存在である
自律イメージ
(4項目)
本質的には大人と変わらない
大人と同等の権利を与えられるべき
一人の人間として大人と同じように尊重されるべき
大人と同じくらい自分でものを考えられる
要庇護イメージ
(3項目)
一人では何もできない
大人が教えなければ何もできない
一人では生きていけない
可塑性イメージ
(3項目)
純粋である
無垢である
無限の可能性を持っている
出典
  • 向井智哉・藤野京子 (2021). 少年犯罪に対する厳罰志向性と犯罪不安および被害リスク知覚の関連――先行要因としての子どもイメージに着目して―― 実験社会心理学研究, 60(2), 100-112. doi: 10.2130/jjesp.2001
尺度を使用している論文
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